忘れもの


誰もが幸せな学校生活を送るには

今年の5月に放映されたNHKのノーナレ「校長は反逆児」を見た私は、まさに、「忘れものが、届けられた」思いに打たれました。

その公立中学校は、その昔、私が少しの間、通った学校だったからです。

校長の西郷孝彦さんは中学校が荒れていた10年前に赴任し、少しずつ校則をへらし、校則、制服、定期テストを廃止。

校則があるだけで学校に来ることができない生徒がいる。
校則を守らせることは教師にとってもストレス。
子どもはストレスで他の子をいじめる。

だったら校則をなくそうと。

また、大阪の大空小学校を舞台にした映画「みんなの学校」を見て、中学校はまかせてと思ったそうです。

教室に入れない生徒は廊下にいてもいいし、校長室ではスマホの充電ができて、お菓子も食べられます。

西郷先生は、誰もが幸せな3年間を送ることが一番大事と言います。

その対極にあるのが生徒の自殺です。

この世は生きづらい。
生きているだけでいいじゃないか、と。